華美月 凛のこと…6

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凛が通っていたのは『家政科』です。
女子だけのクラスです。

授業内容は『家庭』に必要な授業内容。

花嫁修行している様なものかな(笑)。


卒業後の進路は👘が好きだったから
和裁学校に行くことにしました。
成人式に着る振袖は自作です。

今は、縫えません。忘れちゃった~(笑)



専門学校に通っている頃に
元ダンさんに出会いました。

あ、私、バツイチです…(*^o^)/\(^-^*)イエ~イ✨


彼は私とは違って何でも自分で決めて、
さっさと行動して、縛りのない生活をしていました。私には彼が眩しく見えました。

かごの鳥のような息苦しさを抱えて過ごしてきた私には、元ダンさんの生き方は理想そのもの。

この人なら私を救ってくれる…この人なら私に自由を与えてくれる…そう感じて彼のもとに行きました。


彼の家は地元で有名な料亭
なのですが、いろいろイワクつきのご家庭でした。

広島と言えば?


そうです❗️『仁義なき戦い』ですね😊

彼がそうだったわけではなく、身内にいらっしゃったわけです…キャー大変😱(笑)(笑)(笑)

かごの鳥で生きてきた私は世間知らずのお嬢育ち。

そんなこととは露知らず…両親の束縛から逃れたくて家を出ました。彼なら…そう信じて。


同棲生活が始まります。が、ときめきなどありません。環境が環境なだけに、ドキドキの中身が違うのよね(笑)(笑)

お嬢育ち…お金持ちっていうことではないですよ。

の、私は何も出来ない女の子です。

それでも女か❗️と怒鳴られ、怖くて泣くと、
泣くな❗️と怒鳴られ、自分の思うようにならないと、物が飛んでくる、蹴りが入る…DV❗️😓

周りに居る人は怖い人ばかり…ドキドキの中身が😱

毎日の極度の緊張から私は入院します。

虫垂炎だったにも関わらず痛みを堪えて
1週間働いたため腹膜炎を起こして。

痛いとも言えなかったのです。怖くて。

その入院騒動がきっかけで両親と話すようになりましたけど、実家には帰りたくはなかったですね。
後には退けない…と思っていました。


そんな時、何故か再会しちゃうのが運命の悪戯でしょうか…サヨナラして絶対に会わないようにしてきた『彼』と偶然バッタリ再会。

彼は早くから社会人だったから、再会した時は結婚してた。この時も、変わらない瞳で私を見て『元気か?』って言ってくれます。


高校生の時と同じ…『うん☺️元気❗️』…😓


でも、自分の気持ちに嘘がつけなくなって、
彼に電話をかけた。


彼…『もしもし』

私…『あ…(沈黙)』

彼…『凛?凛か?』

泣くことしか出来なかった。

彼…『何があった?今何処に居る?』
『今住んでいるところは実家の近く』
『場所わかるか?来れるか?』

私…『奥さんに悪いから…ゴメン…間違えた』

彼…『週末は自分一人だから大丈夫だから』
『いいから❗️来い❗️』


一緒に暮らしている彼の目を盗んで、
1度だけ会いに行きました。

彼の腕の中で泣きました…手も繋いだことがない私たちが初めて感じたお互いの温もりでした。

子供の頃から隠し続けた気持ちが一気に溢れてしまった感じです。


ここで…行くとこまで行かないのが私なんだなぁ
😅


『ゴメン…頑張れる…ゴメンね…ありがとう』
そう言って彼の部屋を後にしました。

彼が結婚してなかったら…逃げてたかもね。


それから数日後

怖い彼にバレちゃうんだなぁ~😅
元カレに会ったことが。



キャー😱


凛さん大ピーンチ❗️





と、いうことで~🤗


次回をお楽しみに~✨💕