ツインレイ

さて、そろそろラブロマンスにしようかなぁ~(笑)

彼と私の出会いは中学1年のとき
2年半のお付き合い
私からの一方的なサヨナラでした。

高校に入学して1年半が経つころバッタリ再会。

元ダンさんと同棲生活に疲れいたころ再会。

病気で亡くなった同級生の葬儀の日だった。

『元気か?』…『うん…元気』

流石に伏し目がちになってしまった(笑)

彼は見逃さなかったのね。私の変化を。

電話番号を私に伝えて葬儀場を後にした。


これが切っ掛けでした。


泣きながら電話をかけ1回だけ彼の家に行った。
奥さんが用があって実家に帰っていたときに。
初めて見せた正直な自分だった。

彼は私が泣き止むまで抱きしめてくれた。

2年半も付き合っていながら
手も握ったこともない。
今のご時世じゃ考えられないかもね。

初めて感じる温もりは私にとって安らぎだった。

何もせずに、ただ、黙って抱きしめてくれる、
彼の優しさは、安らぎだった。


『何やってるの…私…いけない!』


ハッと我に返った私は彼から離れようとしました。

でも彼はもうあの頃の彼ではなかった。
私は身動きが取れなかった。

優しい口づけでした。



『ゴメンね…帰る』

私の言葉を聞いて彼は腕の力を強め言いました。

『何で今なんだよ…』って。


あの時、私達は確信したんです。
付き合っていた頃と気持ちに変わりがないことを。

だからこそ、それ以上の事は起きなかった。

お互いがお互いの幸せを願ったから。

誰かを傷付けてまで自分達の気持ちを
優先したところで幸せにはなれないと。


私は彼への思いを封印しました。


プリプリの『M』嫌いでした(笑)(笑)(笑)


彼は元ダンから圧力を掛けられたとき

何も疚しいことはしていない!
凛を傷付けておきながら寝言は寝て言え!
真っ向から行ったる!

そう言って暴れたそうです。

彼も気性が荒いから…(笑)

でも周りから、

止めとけ
お前には女房も居るだろ
お前が行ったら元カノがどうなるか考えろ

と言われ、悔しさを飲み込んだそうです。


お互いがお互いの幸せを願ったからこその
2回目のサヨナラでした。


私が離婚して数年たったころ
彼を見かけたことがありました。

ホームセンターで買い物をしていて
何となく入口に目を向けたら
彼が入ってきたんです。

彼が離婚して再婚した事は
風の噂に聞いていたので
私は気付かれないように店を出ました。


暫くして私は身体に異変を覚えます。
産婦人科を訪れた私は
手術を受けることになります。

私が手術を受けた2ヶ月後…
同じ産婦人科で彼のもとには、
新しい命が誕生しました。


片や産めない身体に…
片や新しい命をさずかる…


神様は何処まで私に試練を与えれば
気が済むのかと、私は神仏を憎みました。




それから数年後、
彼が私の働く喫茶店に来るのです。

『頑張ってるか?』

『うん。頑張らんとね…(笑)』

この時、彼は3度目の離婚をし、
一人で4人の子供を育てていたのだとか。


お互いに幸せに暮らしている振りをして
お互いの気持ちを封印し続けました。


それから2年後、私は喫茶店を辞めます。
尼としての務めを果たすために。



辞めて半年が経った頃、私達は再会します。



私の暮らす家の近所のスーパーに
買い物に行っていた私を呼ぶ声が聞こえました。

『凛』

振り返って見たけど、
こんな所に知り合いなんか居ないし、
私じゃないわ。

『凛』

えっ?何?私なの?誰?

振り返って見た視線の先に居たのは彼でした。


黙って立ち竦んでいる私に彼は言います。

昔と変わらない優しい瞳で
真っ直ぐに私を見つめ

『元気か?』…って。




最初のサヨナラから25年
止まっていた二人の運命の歯車が回り始めます。

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彼の4番目の子供と彼です…


ちょっと長いよね(笑)(笑)(笑)





今日も読んで下さって、ありがとうございます。

ではでは…またね~バイバイ。